日本公共政策学会

研究大会・フォーラム

2011年度研究大会について

2011年6月18日(土)、19日(日)
北海学園大学(札幌市)
大会 実行委員長 佐藤克廣 北海学園大学
企画委員長 新川達郎 同志社大学

大会案内・予稿集をこちらからご覧になれます。


■ 大会プログラム

共通テーマ: 「政策刷新と政策過程の変化」
開催場所: 北海学園大学豊平キャンパス(札幌市営地下鉄東豊線「学園前」下車)

【第1日目 2011年6月18日(土)】
9:30~11:30 共通テーマⅠ「政権交代と公共政策の変化:政策刷新と政策過程の変
容」
報告者:野中尚人(学習院大)
    松原 聡(東洋大)
討論者:嶋  聡(ソフトバンク(株)社長室長、元衆議院議員)
    曽根泰教(慶應義塾大)
司 会:新川達郎(同志社大)
11:30-12:45 昼休み・理事会


12:45-14:15 若手報告セッション
(a)「公共政策と規範を巡る実証的研究」
  北村 貴(早稲田大)「勤労権の保障と公共政策:労働市場政策と雇用保護法制に対する政策規範性の観点から」
元田宏樹(法政大)「生活困窮者支援における公共サービスのあり方について:都市貧困層を中心に」
玉井雅隆(立命館大)「マイノリティの権利と『公共政策』:朝鮮高校学費支援問題を例として」
司会: 大杉 覚(首都大学東京)
(b)「地域ガバナンスの現状と構造」
  和川 央(岩手県立大)「生活満足度の属性間格差と政策の関係:意識調査を活用した生活満足度の因果構造モデルの属性分析」
荒見玲子(東京大)「福祉サービス受給における資格認定業務の実施研究:自治体の要介護認定行政を事例に」
加納知行(慶應義塾大)「都市計画政策にみるガバナンス:現代日本の地方政治行政における都市計画マスタープランの役割」
司会: 砂原庸介(大阪市立大)
(c)「市民・民間と行政との協働の課題」
寺本伸子(熊本大)「野菜産地振興策における農家組織の役割:社会関係資本論の視点から」
山岸達矢(法政大)「まちづくり条例の事前協議手続きに基づく景観行政の課題:逗子市まちづくり条例を事例に」
石井敦子(同志社大)「健康日本21 の推進体制と課題:産業界との連携に焦点をあてて」
司会: 樽見弘紀(北海学園大)
(d)「行政組織の統制と戦略的展開」
内野香織(熊本県庁)「行政機関が事業主として実施するワーク・ライフ・バランス施策の有効性:人を活かす戦略としてのWLB 施策について」
下川哲生(熊本大)「自主解釈による条例の意義:熊本市住民基本台帳条例に係る個人情報の保護に関する条例を例として」
深谷 健(東京大)「行政職員のコミットメント形成:川崎市溝口駅前再開発事業を素材として」
司会: 今井 照(福島大)
14:30-16:30 テーマセッションⅠ
(a)「医療政策」
真野俊樹(多摩大)「医療における規制制度・改革の論点:成長戦略との関連で」
堀真奈美(東海大)「医療政策のVFM 評価のあり方:英国NHS を事例に」
塚原康博(明治大)「DPC 導入病院の経営母体の違いによる効果の差について:都道府県市町村立と医療法人の比較分析」
司会: 塚原康博(明治大)
(b)「国の縦割り行政と地方の総合行政」
北山俊哉(関西学院大)「公共政策の実施と中央地方関係制度」
村上祐介(日本女子大)「自治体の行政委員会制度と縦割り行政:教育行政の事例を通じて」
松井 望(首都大学東京)「自治体行政の政策の『総合化』とその手続:庁議制度の観察から」
討論者: 市川喜崇(同志社大)
阿部昌樹(大阪市立大)
司会: 北村 亘(大阪大)
(c)「公共政策と選挙」
河村和徳(東北大)「地方選挙の公約にみる世代間格差:悲願の達成と公約の変化」
名取良太(関西大)「公共政策と人口構成:媒介装置としての選挙制度の影響について」
菅原 琢(東京大)「東日本大震災と世論:公共政策をめぐる世代間格差と地域格差の分析」
討論者: 辻 陽(近畿大)
工藤裕子(中央大)
司会: 森脇俊雅(関西学院大)
(d)「情報通信技術(ICT)と公共政策」
河井孝仁(東海大)「コミュティを接続するICT:eコミュニティしまだの事例を基礎に」
山本達也(名古屋商科大)「非民主主義国におけるICT と公共政策:政府によるインターネット・コントロール政策の限界か?」
金川幸司(静岡県立大)「ネットとリアルのガバナンスについて考える:地域情報サイトの比較研究から」
討論者: 松田憲忠(青山学院大)
司会: 岩崎正洋(日本大)
(e)「これからの大都市と自治体の広域連携」
上山信一(慶應義塾大)「大阪都構想:その背景と実現への課題」
田村 秀(新潟大)「自治体広域再編の動向と課題:道州制構想と大都市再編構想を中心に」
討論者: 中邨 章(明治大学)
金井利之(東京大)
司会: 牛山久仁彦(明治大)
16:45-18:15 特別セッション「減災と復興の公共政策」「学会連携・震災対応プロジェクト」連携企画
パネリスト: 細野助博(中央大)
長峯純一(関西学院大)
永松伸吾(関西大)
増田 聡(東北大)
司会: 松原 聡(東洋大)
18:15-18:45 総会
19:00-20:30 授賞式・懇親会


【第2日目2011年6月19日(日)】
9:30-11:30 テーマセッションⅡ「地球温暖化対策と地域づくり・地域活性化」
平岡俊一(北海道教育大)「地域づくり・地域活性化を視野に入れた地球温暖化対策の必要性、現状と課題」
中口毅博(芝浦工業大)「地域活性化型温暖化対策の評価指標と手法:地域の持続可能性指標の構築」
的場信敬(龍谷大)「地域温暖化対策における市民参画の手法:英国トランジション・タウン運動の考察から」
金 再奎・岩川貴志(滋賀県琵琶湖環境科学研究センター)
「市民参画による持続可能社会の将来ビジョンと実現ロードマップの作成:東近江市の事例」
司会・討論者: 田中 充(法政大)

9:30-11:30 自由公募セッション
(a)「政策過程と政策評価」
西出順郎(岩手県立大)「政府部門評価の研究についての探索的考察(2):1970-90 年代のプログラム評価研究を中心に」
伊藤洋平(多摩市役所)「自治体の政策決定から実施、評価まで:多摩市版事業仕分け(行政評価市民委員会)を事例として」
松浦淳介(慶応義塾大)「参議院の役割に関する実証分析」
司会: 窪田好男(京都府立大)
(b)「地域と参加を巡る課題」
上野眞也(熊本大)「ソーシャルキャピタルにおけるコミュニティ効果:マルチレベルモデル分析を使って」
野田 遊(愛知大)「広域自治体の規模と参加:九州を事例として」
柳田紀代子(熊本県庁)「地域における『新しい公共』と協働型ガバナンス:熊本県の『地域の縁がわづくり』を事例に」
司会: 鷲見英司(新潟大学 )
(c)「防災・環境政策」
黒澤 之(横浜市役所)「地震計情報の有効活用と制度的課題」
永松伸吾(関西大)「2010 年宮崎県口蹄疫災害にみる危機管理政策の課題」
金振・馬場健司・田頭直人(電力中央研究所)
「政策形成・執行過程からみた中国の環境配慮型都市政策」
司会: 風間規男(同志社大)

9:30-11:30 自由公募パネルセッション「2010年衆参ねじれ選挙の政策学」
パネリスト: 松田憲忠(青山学院大)
「選挙結果と市民の意向:福岡県選挙区で民主党は何に敗れたのか?」
パネリスト:浅野一弘(札幌大)「北海道選挙区にみる第22 回参議院議員通常選挙の意味:政党のリクルートメント機能を中心に」
パネリスト:秋吉貴雄(熊本大)「参議院熊本選挙区における2 つの崩壊」
パネリスト:山口希望(法政大)「江田ブランドと溶解した自民党組織」
討論者:堤英敬(香川大学)
司会: 白鳥 浩(法政大)

11:30-12:30 昼休み

12:30-14:30 共通テーマⅡ「地域経済に関する政策刷新と政策過程の変化:政権交代を踏まえて」
小池明夫(JR 北海道)「経済界からみた政策変化と政策ニーズ」
宮脇 淳(北海道大)「地方分権・地域主権政策と税財政制度改革の展望:投機的政策からの脱却と国家体制のデザイン」
小磯修二(釧路公立大)「大学との知的連携による地域政策の発信」
司会: 長峯純一(関西学院大)
14:45-16:45 共通テーマⅢ「地域政策の刷新:旧産炭地の〈まちぢから〉」

◆キーノートスピーチ: 磯田憲一(NPO 法人アルテピアッツァびばい)
「旧産炭地の〈まちぢから〉を考える」
◆パネリスト: 磯田憲一(NPO 法人アルテピアッツァびばい)
パネリスト:吉岡宏高(札幌国際大)
「地域資源としての『炭鉱の記憶』:北海道空知産炭地域での広域政策―展開と展望」
パネリスト:光本伸江(福岡県立大)
「旧産炭地域の道程を振り返る」
パネリスト:西村宣彦(北海学園大)
「財政再生団体・夕張市:地域・自治再生の展望と課題」
司会: 佐藤克廣(北海学園大)









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